はじめまして!うさぎ山(うさぎさん)と申します。
「あした何しよう?:49歳で会社を辞めてみた人のブログ」をご覧くださり、ありがとうございます!
自己紹介
- 外資系企業の経理部で働いている49歳女性
- これまで6社を渡り歩き、通算23年のキャリア
- 半年後に退職を予定し、1年~2年のキャリアブレイクを計画中
このブログでは、わたしが「キャリアブレイク」を決意してから、 どんな風に人生を再設計していくのか、新しいことに挑戦していくのかについて、つづっていこうと思います。
キャリアブレイクとは?
キャリアブレイクとは、一時的な離職、休職により、これまでのキャリアを見つめなおしたり、今後の人生について考えるための準備期間のことです。
日本ではあまり馴染みがないですが、欧米での認知度は高く、休暇制度として取り入れている会社もあるようです。
実は日本でもヤフーやANAが「サバティカル休暇制度(理由に関係なく取得できる休暇制度)」として導入していてるようですが、私の会社には現状そのような制度がないので、退職という選択になりそうです。
なぜ49歳で会社を辞める決断をしたのか?
挫折→休職→降格
過去6社をわたり歩き、キャリアアップを続けてきました。現在の会社では6年目に入り、数年前からは内部統制の仕事を任され、会社の期待に応えるべく奮闘していました。
しかし、未経験の仕事であるばかりか、内部統制は、抽象的なルールの解釈が難しく、その「落しどころ」を探るという、私が最も苦手とする作業がメインでした。
各部のリーダーへリスニングを行い、期限を決めてアクションを要求するのですが、日々忙しい彼らからの興味関心を集めるのが難しい場面もあり、私にとっては「やりがい」を感じにくい仕事でした。
モヤモヤした状態でマネジメントへの報告、英語でのプレゼン、そのプレッシャーに逃げ出したくなる日もありました。
そんな矢先、直属の上司が突然亡くなってしまったのです。心不全で寝ている間に帰らぬ人に。精神的ショックと降りかかって来る仕事・・ついには、自律神経を乱し、昨年の11月に休職に入りました。
早めの対処だったので、大事には至らず、2か月後に復職したのですが、チャレンジを続ける事は出来ず、内部統制の仕事と、同時についていた役職からも外してもらうよう希望しました。
重圧からは解放されたものの、どうしても今の環境での目標を見出す事が出来なくなってしまいました。
体力と気力の低下
49歳、体力と気力の低下も大きな理由の一つです。1日8時間、週5日の勤務が、以前よりもずっとしんどく感じるようになってきました。
大きな病気こそないのが有難い事ですが、ちょっとした体の不調を感じることが増えてきました(汗)
若い頃は、深夜残業もしていたし、多少の困難は乗りこえるべき挑戦としてとらえていましたが、歳を重ねるごとに、結果や限界が見えてしまったり、目の前の仕事そのものに意味を感じない時があったりと、純粋に全力を注ぐことが難しくなって来ました。
そして、「このままあと10年、15年、続けられるのかな?」という不安が頭をよぎるようになってきました。
キャリアの振り返り
実は私が「キャリアブレイク」をするのは初めてではありません。一度目は、20代の頃に、新卒で入った会社を退職し、1年半、税理士試験の勉強に専念しました。
そして、30歳でいわゆるギリホリ(年齢制限ぎりぎりのワーキングホリデー)のために二度目の退職を経験しています。
結果としては、税理士試験は科目合格のみで中断、会計事務所での仕事も経験もしましたが性に合わず、最終的に企業経理の道を選びました。
身についた会計や税務の知識と英語のスキルを武器に、初めて外資系企業の経理部に再就職が決まり、キャリアアップを実現する事ができました。
その後も組織変更によるリストラを受けたりと、常に順調だった訳ではないでのですが、再就職に関しては、大きな苦労なく、通算6社で経験を積めたのは、やはり定期的にキャリアの棚卸や、学びなおす機会を自分に与えて来たからだと思います。
心の声に耳を傾ける
とは言え、同僚にはめぐまれ、これまでの経験やスキルを活かせる環境で、安定した収入がある中で、ぜいたくな悩みとも言えます。
ワークライフバランスもとれているため、趣味や勉強に充てる時間も取れてはいたのですが、心の奥底では常にこんな声が聞こえていたのです:
- もう少し自由な時間が欲しい(やりたい事が多いのに、土日の休みはあっという間に過ぎてしまう・・)
- 楽しくない仕事で人生の時間を無駄にしていないか?(仕事が忙しくない日も決まった時間を会社で過ごさなければいけない)
- このまま、ぬるま湯に浸かり続けて10年、15年後に後悔しないかな?
- 気力も体力がさらに衰える定年後まで待つより、今こそ自分の好きな事を思いっきりやるべきなのではないか?etc..
決断を後押しした、パートナーの勇気ある選択
私の思いを一層後押ししたのは、同居しているパートナーの決断でした。
最近、29年勤めた会社を退職し、独立起業を決意したのです。彼にとっては不安も大きいようですが、新しい挑戦へ思いを巡らせている姿を見て、羨ましい!と感じるようになり、私も新しいステージに向かいたくなりました。
人生の後半を自分はどう生きたいのか?を一度立ち止まって、じっくりと考える時間を自分に許してみようと思えるようになりました。
二人そろって脱サラという状況に少々の不安はありますが・・(笑)
これからの目標
- 心身のリセット: たっぷりの睡眠、ゆっくりと朝食を取ったり、あえて何もしない時間を取って、まずは心と体を休めたいと思います。
- 家族やパートナーとの時間: すっかり歳をとってしまった両親との時間を増やしたり、パートナーの新しい挑戦のサポートをしたいです。
- 趣味と学びなおし: 趣味のピアノや写真に没頭したり、英語やIT関係の知識などを深めたり、たくさん本を読みたいです。
- 新たな挑戦: このブログもそのひとつですが、ボランティアに参加したり、一人旅をしたり、これまでにない挑戦をしてみたいです。
- セカンドキャリアの模索: 本当にやりたいこと、社会貢献の形を見つけ、サラリーマン以外の選択肢も模索してみます。(結果的に、やっぱりサラリーマン最高!となる可能性もあり・・)
おわりに
この決断には不安もあります。安定収入がなくなり、社会とのつながりが希薄になること、結果的に何も変わらないかもしれない、再就職にできるのか?などなど。後悔する結果になる可能性もあります。
ただ、それでも、行動を起こさずに、10年後、15年後に感じる後悔よりはマシ!だと確信しています。
これから、新しい日々の中で感じたこと、考えたことを、このブログを通じて記録していきます。
同じように悩み、変化を求めている方々の参考になれば嬉しいです。
次回は、49歳で会社を辞める決断を可能にする条件についてお話しする予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。