1. 退職の意思を上司に伝えた日とその反応
49歳で会社を辞めて、キャリアブレイクを決意しました。その経緯はこちらの記事をご覧ください。
退職を伝えた時期
2024年12月初旬、ついに上司に退職の意思を伝えました。
2025年3月末付での退職なので、4ヶ月前になりますが、
退職日まで消化できる有給休暇が30日以上残っていた為、稼働日で考えると3ヶ月前ぐらいの計算になります。
後任の募集や引き継ぎなどを考慮して早めに伝えるのが、これまで一緒に働いてきた仲間への配慮と考えました。
ただし、実際に会社が後任の募集を開始したのは、それから約2ヶ月経ってからでした。
気が変わるかもしれないと思われたのか、なんとなく先延しになっていたのか分かりません。
その結果としては、わたしの担当業務は一旦は上司へ引き継ぐことになりました
退職の意志を伝えた日の心境と上司の反応は?
これまで5回の転職、つまり同じ回数分、会社を辞めてきたわたしにとって、
上司に退職の意志を伝えることは、正直それほど勇気にいることではありませんでした。
とは言え、相手の気持ちを考えると、申し訳ない気持ちにはなりました。
後任を探さなければいけない手間、適当な人材が確保できるのか、仕事を覚えるまでの期間やその後安定して続くかどうかなど、
一定の負担をかけることは間違いありません。
しかし、これもよくある話、お互い様と言ってしまえばそうです。
上司の反応はというと、やはり険しい顔をされました。
面倒なことが嫌いなタイプなので、今後のことを考えると、そんな表情になったのだと思います。
転職が理由ではないので、退職理由の説明も曖昧に感じられたかもしれません。
ダメ元の提案
退職の意志を伝えると同時に、「ダメ元で週3日勤務」を提案してみることにしました。
業務はITによる自動化などでかなり効率化していたので、週3日の勤務で現在とほぼ同程度のパフォーマンスを出す自信がありました。
会社としては人件費を抑えられて、私としても、キャリアブレイクを取りつつ、少しだけ働き続けることで会社と自分の両方にとって良い選択肢になるのではと考えたからです。
しかし、返答は「引継ぎ目的の短期間ならOKだけど、基本的にはNG」と言うことでした。
柔軟な働き方を実現する難しさを痛感しました。
働き方改革の波が広がっていると感じていたものの、実際の現場ではまだまだ変革が追いついていない現実があります。
2. 職場に広がる退職の噂と共感の声
私の退職の意思は、上司からマネージャー会議で報告されました。その結果、一気に職場中に噂が広がることに。
オフィスのあちこちで「○○さん、辞めるらしいよ」とささやかれるのは正直少し気まずいものです。
しかし、その反応の中には興味深いものもありました。
驚くことに、同じ時期に5人ほど退職することが発覚。
理由はそれぞれ異なりますが、多くの人が「働き方」や「人生の見直し」を理由にしていることがわかりました。
そして、私の退職理由については、多くの同僚が共感を示してくれました。
「お金は後からでも稼げるけど、時間は戻らないって、本当にそうだよね。」
「仕事ばかりしていて、気づいたら年を取っていたなんてことになりたくない。」
このような声を聞き、私の決断が誰かの背中を押すかもしれないと感じることができました。
3. 柔軟な働き方の提案と現実のギャップ
今回、週3日勤務という提案をしてみて、改めて柔軟な働き方の実現が難しいことを実感しました。
会社側の立場から見れば、安定した業務遂行のためにフルタイムの人員が必要というのは理解できます。
しかし、社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方を柔軟に取り入れることができない現状は、企業文化の課題でもあります。
特に私の部署では、業務の自動化や効率化が進んでいたため、「週3日でも問題なく仕事が回るのでは?」と感じていました。
しかし、組織全体としての柔軟性が欠けていることを痛感しました。
この経験から、働き方改革が進む一方で、現場レベルでの意識改革が追いついていないという現実を理解しました。
4. 新しい働き方への一歩:リモートワークのオファー
退職を決めたことで、完全に収入が途絶えることへの不安もありました。
そんな時、知り合いの会社からリモートで手伝ってほしいというオファーを受けました。
週に2回、1日5時間程度の仕事でした。
完全に仕事を失うよりも、少しでも収入があることで安心感を得られると思い、オファーを受けることにしました。
このリモートワークは、私が理想としていた柔軟な働き方に近いものでした。
通勤のストレスもなく、自分のペースで働ける環境は、まさにキャリアブレイク中の理想的な働き方です。
ただし、やりがいの面では現時点では妥協せざるを得ません。
今後仕事を進めていく中で、業務範囲を広げるなどのチャンスは探っていきたいと思います。
このように、自分のネットワークを活用することで新たな働き方のチャンスを掴むことができると実感しました。
5. 退職前の有給休暇消化とその過ごし方
3月以降、有給休暇を消化しながら、このリモートワークを並行して行うことにしました。
この期間は、自分自身の時間を大切にしながら働くという新しいライフスタイルの試験期間のようなものです。
この有給期間中、ピアノの練習をしたり、旅行の計画を立てたり、ブログを書いたりと、自分の好きなことに時間を費やします。
仕事に追われない生活を思う存分味わった後、またバリバリ働きたくなる日が来るかも知れません。
自分の声に耳を傾けながら、この貴重な時間を過ごしたいと思います。
7. キャリアブレイクを考えているあなたへ
この記事を読んでいる方の中にも、キャリアブレイクや働き方の見直しを考えている方がいるかもしれません。
私の経験から言えることは、「立ち止まる勇気を持つことが、新しい可能性を開く第一歩になる」ということです。
退職を決めることには不安がつきものですが、実際に一歩踏み出してみると、新しい世界が広がっていることに気づきます。
お金の不安も確かにありますが、時間は取り戻せません。
少しでも若いうちに自分の人生を見直す時間を持つことは、将来の自分への大きな投資です。